アフリカの研修生 産業遺産を核に地域活性化学ぶ 富岡製糸場を見学
- 掲載日
- 2007/04/22
製糸場を見学するアフリカから来日した研修員たち
国際協力機構(JICA)の研修で、アフリカから来日中の研修員八人が二十一日、富岡市の旧官営富岡製糸場を視察し、産業遺産を核とした地域活性化について学んだ。
マダガスカルやボツワナなど五カ国から来た研修員たちは、森林エコツーリズム推進による地域経済活性化を学ぶため来日した。研修先の北海道大を拠点に、講義や視察を実施。本県では沼田市と川場村を視察した。
マダガスカルから来日したラクトゥアリスア・ノエル・ジュリアンさん(36)は「自分の国はいまだ手工業が中心。百年以上前に機械化していたことに驚く。日本の近代工業を支えた製糸場を残すことは大切だと思う」と話した。
研修員たちは二十二日に帰国する。