有料化でも1万7000人 前年の4.4倍を確保 富岡製糸場4月の入場者
- 掲載日
- 2007/05/01
四月に見学有料化した旧官営富岡製糸場(富岡市)の一カ月間の入場者数が一万七千五百七十一人(一日平均五百八十六人)だったことが三十日の市の集計で分かった。過去最高だった有料化直前の三月に対し71%止まりだったものの、前年同月比は四・四倍増。
市は「家族連れを中心とした市外、県外の個人見学者が増えており、滑り出しとしては順調」とみている。
入場者数は二月(二万三千百九十四人)、三月(二万四千七百二十人)と連続して二万人を突破、過去最高を更新していた。二月は毎週末の世界遺産暫定リスト追加記載決定の記念イベント、三月は有料化直前の“駆け込み見学”などが影響していたとみられる。
大型連休前半の三日間(二十八―三十日)は三千九百九十四人。二十九日朝のNHK「小さな旅」で関東甲信越に放映されたことも手伝い、全体として堅調だった。
市は有料化に合わせ、月曜開場を開始。振り替え休日の三十日を除く月曜は一日平均二百二十六人にとどまっており、今後、周知に努める方針。