製糸場解説員が研修 西北毛4カ所の“遺産”巡る 富岡
- 掲載日
- 2007/05/17
赤岩地区で地元ガイドの説明を聞く解説員ら
旧官営富岡製糸場(富岡市)の「解説員の会」(矢野義郎会長、五十六人)の絹産業遺産群見学研修が十四日開かれ、ボランティアの解説員らが世界遺産暫定リスト入りが決まった西北毛の四カ所を訪れた。
各遺産を学び、製糸場での解説事業に役立てるのが狙いで、見学先は薄根の大クワ(沼田市)、冨沢家住宅(中之条町)、赤岩地区養蚕農家群(六合村)、碓氷峠鉄道施設(安中市)。二十八日まで三班に分かれて研修する。初日の十四日は、解説員と市職員合わせて二十一人が参加した。
赤岩地区では地元ガイドの案内で、幕末の蘭学者、高野長英が隠れ住んだ村重文「湯本家」を見学。養蚕用具を展示する「かいこの家」などを見て歩いた。