「新小石丸」で群馬の絹PR 安中の永井さん 京都にて
- 掲載日
- 2007/05/29
京都で作品を披露する永井さん
安中市松井田町新井の江戸友禅作家、永井與とも子さん(59)は三十一日から六月二日までの三日間、京都市内で日本蚕糸絹業開発協同組合が開く「美しい日本の絹紹介展」に出展する。本県のオリジナル生糸「新小石丸」で仕立てた着物や帯を披露する。
手まり柄のだいだい色のお祝い着や、色とりどりの野ブドウをあしらった訪問着など、同組合が新小石丸で作った反物に染色した近作約十点を出品する予定。
会場には全国の着物問屋ら業者も多数訪れる。永井さんは「群馬以外の地方へ進出しないと、絹産業の発展は望めない。群馬の絹の素晴らしさを全国に発信したい」と話している。
岩手県出身の永井さんは、友禅に専念するため旧松井田町の古民家へ移り住み、体験型の染色工房を運営。「群馬の絹」活性化研究会の幹事を務めている。