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保育園で蚕の飼育スタート 富岡 桑たくさん食べたよ

蚕を手にする園児たち
蚕を手にする園児たち

富岡市の一ノ宮ピッコロ保育園(浦野みち子園長)で蚕の飼育がスタート、年長、年中組の園児四十二人が一日、桑くれを体験した。

前身の幼児園当時の旧園舎で飼い始めた蚕は、甘楽富岡蚕桑(さんそう)研究会長を務める養蚕農家、高橋純一さん(58)=同市桑原=が育ててきた五齢の約千匹。子供たちは、さっそく桑を食べ始めた蚕を観察、保育士に促され、最初は怖がりながらも蚕を手に取っていた。

園の子育て支援センターの親子にも体験してもらうほか、間近の蚕上げや繭かきも園児、職員で行うことにしている。

同園は、地域の伝統産業の蚕や繭を身近に感じてもらおうと、毎年のえとのまゆ人形作りなどを保育に取り入れ、遠足では県立日本絹の里(高崎市)を見学している。

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