「絹の道」たどり横浜へ 修学旅行で見学 富岡東中2年生
- 掲載日
- 2007/06/07
横浜赤レンガ倉庫前で集合写真を撮る生徒たち
旧官営富岡製糸場で生産された絹が海外に輸出されるまでの「絹の道」をたどろうと、富岡東中学校(金田浩光校長)の二年生百十六人が修学旅行で、貿易港となった横浜市を訪れた。
二年生は昨年度、「絹の道から富岡を考えよう」と総合学習に取り組んだ。県生涯学習センターや富岡製糸場世界遺産伝道師の講演などで、養蚕・製糸業が地域に果たした役割を学んでいる。
今回は、横浜市のシルク博物館や横浜赤レンガ倉庫などを訪問。
同博物館は、絹の科学や絹装飾品の工芸美を伝える資料を展示。生徒たちは特に、蚕の飼育観察もできる「蚕から絹ができるまで」というコーナーを興味深く見学した。
園部優友君は「製糸や養蚕業が横浜でも価値あるものとされていたことが、博物館の展示で分かった」と話していた。