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ビジネス展開探る シルクタンパク液の食品利用 富岡で30日講演会

地元産の繭からシルクタンパク液を抽出し、食品などに利用を目指す富岡シルクタンパク研究会(石井理会長)は三十日午後一時から、富岡市の旧官営富岡製糸場で講演会・座談会「上州富岡から新しいシルク産業の展望」を開く。

専門家三人による講演と、地元の市長や物産振興協会長、養蚕農家の加わる座談会があり、シルクタンパク液を加えたアイスクリーム、コンニャクドリンク、せんべいなどを試食する。

講演は、日本野蚕学会の赤井弘会長(東京農大客員教授)、日本マルベリークラブの原三郎代表理事(京都工芸繊維大名誉教授)、千年持続学会の長島孝行理事(東京農大准教授)。富岡製糸場のシルク産業に対する貢献、新たなビジネス展開の可能性などを探る。

定員百人。ファクスで申し込みを受け付ける。通常は製糸場見学料が必要だが、申込者に招待券を発行、入場無料とする。問い合わせは同研究会(電話0274・62・0753、ファクス0274・62・0736)へ。

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