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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

絹の明かりで製糸場演出 東京農大生 大型行灯16基作る 富岡

絹行灯を作る東農大の学生たち
絹行灯を作る東農大の学生たち

東京農大の学生十五人が二十三、二十四の両日、富岡市宇田の繭家(小島篤社長)で、高さ八十五センチの大型絹行灯(あんどん)作りを行い、十六基を完成させた。

絹行灯は、市が旧官営富岡製糸場のライトアップに活用。三十日、七月一日と同二十八日から開くイベントで、正門から赤れんが倉庫に通じる道を照らし出す。

学生は農学部昆虫機能開発研究室に在籍、シルクの食品利用などを研究している。

学生は枠の素材となる木材にバーナーで焼き色をつけ、すすを払って磨き、組み立てた。養蚕農家の金井一男さん(66)方=同市白岩=で育てた春蚕の繭から糸を巻き取った。

同市はコンパクトな絹行灯を製作するボランティアを募集する。七月十四、十五日と二十一、二十二日に上州座繰り器で糸を引き、二十八、二十九日に製糸場前の通りに飾る計画。

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