見学者20万人に 市管理後の富岡製糸場 リスト入りで急増
- 掲載日
- 2007/07/09
記念品を贈られる石川さん夫妻
富岡市は八日、市の管理移行(二〇〇五年十月)後の旧官営富岡製糸場の見学者数が二十万人に到達したのを記念し、大泉町朝日、石川明穎さん(65)、和子さん(64)夫妻に絹製品と一年間製糸場に入場自由となる「パスポート」、花束を贈った。
岩井賢太郎市長から記念品を手渡された二人は「ずっと以前から見学したいと思っていた。世界遺産暫定リストに記載されたので初めて来た。偶然とはいえ、光栄」と笑顔を見せた。
市は片倉工業から建物寄付を受けた直後から管理を始めた。暫定リスト記載が決まってから見学者が急増し、二―六月は月間一万七千人台から二万五千人台で推移している。