碓氷峠越えの歴史紹介 松井田公民館 絹産業遺産群で講話
- 掲載日
- 2007/09/01
萩原さん(左)の説明に聞き入る参加者たち
安中市松井田公民館の公開講座「碓氷線と富岡製糸」が三十日、同館で開かれ、市職員で近代産業遺産を研究している萩原豊彦さんの講話に、四十人が聞き入った。
一九九七年に廃止されたJR信越線の横川―軽井沢間(通称・碓氷線)や富岡製糸場といった、市内や近隣の絹産業遺産群について理解を深めてもらおうと、同館の高齢者教室と女性セミナーが共催した。
講師の萩原さんは東山道、中山道から続く碓氷峠越えの歴史を説明。「富岡製糸場とも密接な関係があり、群馬の絹産業は碓氷線なくして語れない」と話した。また「碓氷第三橋梁(りょう)」(通称・めがね橋)など、れんが造りの貴重な建造物について解説した。