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「文学とシルク」堪能 日本絹の里 歴史小説など35作品 高崎

シルクが登場する文学作品の世界を体験できる「文学の中のシルク」
シルクが登場する文学作品の世界を体験できる「文学の中のシルク」

養蚕や製糸、織物の現場を描いた小説などを集めた「文学の中のシルク―文学でシルクを旅する」が十月二十二日まで、高崎市金古町の県立日本絹の里で開かれている。作品紹介のほか、作品に登場する織物や舞台となった場所の写真などを展示。作品世界を体験できる展覧会となっている。

同展では歴史小説など三十五作品を取り上げ、「養蚕・製糸・染織の現場をテーマにした作品」、「ストーリー展開の重要な場面にシルクの話題が登場する作品」、「話の中にシルク関連の話題がでてくる作品」の三種類に分けて紹介している。

作品の紹介パネルのほか、“現物”も展示。平岩弓枝の「絹の道」に登場する「縫取ちりめん」の着物、琵琶湖周辺が舞台となっている水上勉の「湖の琴」にあわせて、同地域で織られる漁網の糸を使ったつむぎなども展示している。

九月三十日には「縫取ちりめん」を製造している織物会社社長・柴田祐二さんの講演、十月十四日には紋章上絵を手掛ける大竹充さんの実演と解説、十六日には同館職員によるギャラリートークが行われる。

問い合わせは同館(電話027・360・6300)へ。

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