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着物姿“織都”に彩り 桐生の商店街 活性化へ20人しゃなり

秋空の下、桐生の本町通りを着物で歩く女性たち
秋空の下、桐生の本町通りを着物で歩く女性たち

着物姿の女性に歩いてもらうことで織物のまち・桐生をPRする試みが六日、同市の本町通りで始まった。色とりどりのお召しや銘仙に身を包んだ女性二十人が商店街を歩き、秋晴れの下で“織都”に彩りを添えた。まちに元気を取り戻そうと始まった新たなチャレンジは今後、毎週土曜日に継続して行われる。

参加したのは二十代から七十代の女性で、午前十時に集合。近くの寺で着付けをしてもらい、本町通りを折り返して歩いた。

着物にそでを通した参加者は笑顔で商店に入って商店主と談笑したり、アマチュアカメラマンに撮影を求められて一緒に写真に収まったりした。

着物姿で歩いたみどり市の青木亜理沙さん(24)は「骨董(こっとう)市をよく楽しんでいるが、今後も桐生に来た時には参加したい。桐生が大好き」と喜んでいた。

衰退しつつある商店街の活性化を願い、同市本町のNPO法人桐生産地乃店(小林宏光理事長)が企画。衣装は市教委文化財保護課の増田修さん(59)が貸し、着付師の小沢笑子さん(38)が着付けを担当した。

小林理事長は「毎週続けることで、桐生の一つの名物になれば」と期待していた。

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