児童が座繰り体験臼井小で「キャラバン」 安中
- 掲載日
- 2007/10/20
座繰りに取り組む児童たち
富岡製糸場などの遺産を紹介する授業「世界遺産・学校キャラバン」が十九日、安中市の臼井小学校で開かれ、四、五年生二十人が座繰り体験などを通じて、絹産業の歴史を学んだ。
学校キャラバンは、世界遺産登録を目指す本県の絹産業遺産群を知ってもらおうと、富岡製糸場世界遺産伝道師協会の伝道師が出向き、製糸場の歴史や世界遺産について解説する。
同校は四、五年の総合学習の授業で、養蚕や製糸など地域の産業遺産を学んでいる。児童は伝道師六人から説明を受け、「蚕は桑しか食べないのですか」などと質問した。
手回しの機械を使い、繭から生糸を引き取る上州座繰りにも挑戦。糸をよるために鍋の中の繭をかき回し、糸車に巻き取っていった。五年の須藤沙彩さんは「右手と左手で違う動作をするのは難しかった」と感想を話していた。