児童25人座繰り学ぶ 富岡・高田小絹灯ろう作り体験
- 掲載日
- 2007/10/22
指導を受けて糸をひく児童
富岡市妙義町の高田小校区の児童二十五人が二十一日、地元のサンビレッジ妙義で上州座繰り器を使った絹灯ろう作りに取り組んだ。十一月の市子育連の作品展に出品する。
市内に旧官営富岡製糸場がある半面、子供たちは繭に触れる機会が少ないため、高田地区子ども育成会(黒沢秋彦会長)が作品づくりに絹を選んだ。市の出前講座を利用、製糸場の市職員とボランティアの指導を受けた。
子供たちは鍋で繭を煮ながら、鼓車(こしゃ)、綾(あや)振り棒を通した糸を小枠に巻き取った。実技の前には、製糸場の歴史も学んだ。
六年生の小板橋哲君(12)と服部竜也君(12)は「座繰りは初めて。両手で作業するのは難しい。昔は生糸が輸出日本一だったと聞いたけれど、大変だったろうなと思った」と話していた。