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「豊かな土地が蚕種業発展に」 伊勢崎で宮崎教授 島村の歴史解説

講演する宮崎教授
講演する宮崎教授

伊勢崎市境史談会(田島健一会長)は、市境総合文化センターで歴史講演会を開いた。共愛学園前橋国際大の宮崎俊弥教授が「島村と養蚕とキリスト教」と題し、境島村地区の歴史や風土を解説した。

宮崎教授は島村地区と利根川とのかかわりに触れ、「通船業が発達して江戸から新しい情報や知識が来た」と指摘。たびたび見舞われた洪水も「豊かな土地をもたらしたと前向きにとらえ、蚕種業の発展につながった」と語った。

一八八七年に設立された島村教会は、蚕種輸出やイタリアでの直売に影響を受けた「有力者らが信仰するなど、蚕種業が支えてきた」と強調。「島村は農商業の地として栄え、絹の国を代表する村ではないか」とまとめた。

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