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マルベリー特産品に 食用桑の実 苗木150本を植樹 甘楽富岡蚕桑研究会

マルベリーの苗木を植える研究会員
マルベリーの苗木を植える研究会員

養蚕文化の復興を目指して活動する甘楽富岡蚕桑研究会(高橋純一会長)が二十八日、甘楽町の甘楽ふるさと農園にマルベリー(食用桑の実)の苗木百五十本を植えた。

植えたのは農園の一角の約二十アール。園内の景観向上を目指す農園と、ジャムなどにして商品化し、特産品として売り出すことを検討し、マルベリーの育成スペースを探していた研究会の意向が一致し、実現した。

来年六月ごろには青々とした葉をつけ、一面が桑畑になる見込み。大きくて味の良い実が収穫できるのが特徴だという。

同研究会は甘楽富岡地域の農家を中心に約三十人で構成。オリジナル商品の開発などを通じて養蚕振興に努めている。昨年七月に旧官営富岡製糸場を中心に開かれたイベント「ザ・シルクデー」では、試験的にマルベリーのアイスクリームを作り、来場者に配布、好評を博したという。

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