養蚕復活へ桑植樹 住民ら休閑地に苗500本 六合・赤岩地区
- 掲載日
- 2008/04/15
畑に桑苗を植える赤岩ふれあいの里委員会のメンバーら
六合村の赤岩地区で十三日、赤岩ふれあいの里委員会「おかいこ部会」のメンバーらが、休閑地に桑の苗約五百本を植えた。
同地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、世界遺産候補地の一つになっている。地区の全住民でつくる同委員会では、養蚕にまつわる伝統や文化を観光につなげようと養蚕復活に取り組んでいる。昨年は試験的に約八千匹の蚕を飼育し、今年も継続の予定。
この日は地域住民のほか、富岡製糸場世界遺産伝道師協会のメンバーら約三十人が参加。約五アールの畑に約六十センチ間隔でたい肥を施しながら桑の苗を植樹、雑草対策用のビニールで苗の根元を覆った。また、昨年植えた桑の剪定(せんてい)など手入れも行った。