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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

富岡製糸場をカレンダーに 世界遺産登録支援で森秀織物

森秀織物が製作した富岡製糸場を額絵にした2009年カレンダー
森秀織物が製作した富岡製糸場を額絵にした2009年カレンダー

森秀織物(桐生市東、長谷川博紀社長)は、桐生織の技術を生かし、旧官営富岡製糸場を図柄にした二〇〇九年カレンダーを製作し、売り出した。同製糸場を核にした世界遺産登録運動を支援するのが狙いだ。

カレンダーは、縦六十センチ、横三十センチの掛け軸スタイル。上部の約三十センチ四方が額絵で、県立歴史博物館が所蔵する製糸場の絵柄を織り込んだ。一年間使用した後は、額絵の部分を取り外して活用することもできる。

同社は十四年前から国内向けに「えと」、海外向けに「富士山」「城」などを額絵にした織物カレンダーを製作している。来年は十八種類で、そのうちの一つに富岡製糸場の図柄を選んだ。

桐生市では本町一、二丁目で重要伝統的建造物群の選定に向けた動きが進んでおり、同社の森島純男会長は「織物のまちの技術を紹介できる土産として企画した」と話し、同製糸場での販売も検討しているという。

同カレンダーは千九百円。同社内の「織物参考館“紫ゆかり”」で扱っている。

問い合わせは、同社(電話0277・45・3111)へ。

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