蚕の不思議に感動 安中・碓東小 児童が養蚕農家見学
- 掲載日
- 2008/06/07
養蚕を説明する井上さん
安中市の碓東小学校(中曽根章二校長)の三年生児童七十二人が四日、同市大谷の養蚕農家、井上久良雄さん(84)方を訪れ、蚕がクワの葉を食べる様子を見学した。
同校の三年生は総合学習の時間で養蚕について学んでおり、六十年以上養蚕を続けているという井上さん方を訪れた。
約三十万匹の蚕が飼育されている蚕室で、児童は「蚕は何を食べるのですか」「日本以外にも蚕はいますか」など次々に質問。井上さんが「良い繭一つから千メートルくらいの糸が取れます」と説明すると、「そんなに取れるの」「すごい」と驚いていた。
井上さんは「あと十年もすれば養蚕農家はなくなるかもしれない。皆さんがよく勉強して、養蚕をしっかり後世に伝えてください」と話していた。