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緑化フェア前橋会場の桑の木 まちづくりで再利用 県内高校や住民団体など

都市緑化フェアの桑を持ち帰る六合村の「赤岩ふれあいの里委員会」の会員たち
都市緑化フェアの桑を持ち帰る六合村の
「赤岩ふれあいの里委員会」の会員たち

全国都市緑化ぐんまフェアの前橋会場に植えられていたすべての桑の木が、県内の高校や養蚕で地域づくりを進める住民団体によって再利用されることになった。二十日には、六合村の「赤岩ふれあいの里委員会」のメンバーや勢多農林高校の生徒らが会場を訪れ、桑を持ち帰った。

同会場では、群馬の原風景を表現した「まほろば八景」のコーナーに、県内で品種改良された桑や実を採る食用桑など約二千七百本を植栽。フェア終了後、事務局が有効な活用法を探していたところ、日本絹の里(高崎市金古町)や農林大学校(同市箕郷町)、県内の各高校、「ぐんま島村蚕種の会」などが手を挙げた。

食用桑など約百五十本を持ち帰ったふれあいの里委員会「おかいこ部会」の安原繁安部会長は「桑を活用してドドメ(桑の実)や桑の葉を使った特産品を考えていきたい」と喜んでいた。

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