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荒船風穴の秘密探る 低温の仕組みなど議論 下仁田の自然を語る会

荒船風穴の仕組みを話し合う参加者
荒船風穴の仕組みを話し合う参加者

「下仁田の自然を語る会」(下仁田自然学校主催)が下仁田町の同校で開かれ、町内外の十五人が、世界遺産暫定リストに記載された同町の荒船風穴の秘密を探った。

語る会では、同校校長の野村哲さんが昨年十一月の地質調査の結果を報告。参加者は結果を踏まえて、夏場でも内部を低温に保てる仕組みや風穴周辺の植物の育ち方について考えた。

野村さんは解明されていない点が残っている風穴について、「学校と町民が連携して調査にあたれれば」と話していた。

語る会は町内にある自然資源の研究を目的に、定期的に開いている。八月には上下の地質が逆転している「跡倉クリッペ」も取り上げる予定。

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