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シルクにかかわる72人の物語 本紙連載 「絹人往来」を発刊

発刊された「絹人往来」
発刊された「絹人往来」

上毛新聞社は、本県のシルクにまつわる歴史や文化を記録する「シルクカントリー双書」の第二巻「絹人往来」を発刊した。本県のシルクにかかわる貴重な遺産を継承し、新しい視点で生かそうとする人々を紹介している。

「絹人往来」は二〇〇五年五月から二〇〇六年十二月にかけ、上毛新聞一面に連載された。養蚕農家や染織家、絹製品メーカー、遺産の保存・活用にかかわる人たち七十二人を取り上げ、それぞれの物語、熱い思いを伝えている。発刊にあたって、テーマ別に「養蚕、製糸」「染織」「織物」「挑戦」「心を継ぐ」の五章に再編集し、一部加筆、修正した。

表紙には、高崎市で復活した伝統的な染め「紅絹(もみ)」の赤が映える写真を使用。巻頭では作家で地域雑誌「谷根千」編集人の森まゆみさんが「かぼそいけれど、たしかな絹のみち」と題して寄稿している。

四六判、三百二十二ページ、千五百七十五円。県内書店で販売している。問い合わせは上毛新聞社出版メディア局(電話027・254・9966)へ。

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