のこぎり屋根観光に 桐生商議所 活用推進へ初会合
- 掲載日
- 2008/07/08
桐生商工会議所で開かれた産業観光推進会議の初会合
のこぎり屋根工場群を活用した観光の仕組み作りの検討作業を行う桐生商工会議所の産業観光推進会議(議長・佐藤富三会頭)の初会合が七日、桐生市の同会議所で開かれた。
市内には二百棟余りののこぎり屋根工場が残る。同会議所では五年以上前から観光への活用を模索しており、日本商工会議所を窓口とする国の補助事業に採択されたのを機に今回作業に着手した。
会合では、同工場群の専門家や事業者、まちづくり関連団体のメンバーら約四十人を同会議の委員に委嘱。各委員による意見交換も行われ「工場群を維持するには今回の事業だけでなく、継続的に進めなければ」「工場の所有者は高齢化や後継者不在に直面している。いかに活用者を探してあっせんするかが大切」などの声が寄せられた。同会議では工場群のガイドブック作製や見本市開催などを予定している。