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県産繭使い 空間づくり 小板橋さん作品展 来月末まで富岡

ロビーに飾られた繭の作品
ロビーに飾られた繭の作品

繭を使った空間づくりに取り組む富岡市下高瀬出身のファイバーアーティスト、小板橋慶子さん(24)の「群馬の繭 作品展」が九月末まで、同市のしののめ信用金庫高瀬支店で開かれている。透明な繭の素材感を持たせた造形が特徴で、訪れる人たちを楽しませている。

着物の形に仕立てた「東雲(しののめ)」は、染料のクチナシ、アカネと合わせて展示し、ショーウインドーに飾ったワイシャツなどの作品も見られる。

小板橋さんは三年ほど前から県産繭を使った創作を始め、関西方面を中心に民家の空間演出などの現地制作にも取り組んでいる。大津市内の母校の大学でティーチングアシスタントとして、学生の指導補助に当たっている。

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