製糸場優美に彩る 富岡 「嵯峨菊」150鉢を展示
- 掲載日
- 2008/11/14
製糸場で優美に咲く嵯峨菊
富岡市の旧官営富岡製糸場に、京都・嵯峨野で栽培されてきた伝統の「嵯峨菊」百五十鉢が展示され、赤れんがの東繭倉庫をバックに咲く繊細な姿が来場者を楽しませている。
地元の愛好者でつくる富岡嵯峨菊の会(加藤辰五郎会長)が、製糸場の世界遺産登録推進に関心を高めてもらおうと計画。東繭倉庫内部のアーチ両側や西壁沿い、乾燥場前、管理事務所前に、会員十二人が丹精した白い「嵯峨の雪」、薄紫の「藤娘」など、色とりどりの品種を飾った。十八日まで。