「糸のまち・前橋」発信 座繰り、機織りやシルクランプで あすまで東京ぐんまちゃん家
- 掲載日
- 2008/12/05
繭から織物ができるまでの実演コーナー
生糸で栄えた前橋の魅力を発信するPRイベントが四日、東京・銀座のぐんまちゃん家ちで始まった。座繰りの糸巻きにシルクを張ったシルクランプに灯がともり、師走の街を急ぐ人を優しい光で癒やしている。六日まで。
シルクランプが両端に並ぶ階段を上がり会場に入ると、「空蚕(くうさん)牧場」と題した直径一メートルほどの球体が出迎える。竹かごに飾り付けた繭に埋め込まれた発光ダイオード(LED)が、白く淡い光を放ち、夜空に蚕が眠るよう。
隣では座繰りと機織りの実演が行われ、繭から糸がとれ、糸が織物に姿を変えていく工程を紹介。シルクランプの絵付け体験もあり、若い女性らが思い思いの絵を描いていた。
イベントは、市中心街で来年三月に開かれる「光の街まえばしプロジェクト」を見に来てもらおうと実行委員会が企画。前橋市と富士見村の物産も販売している。