うっとり 絹の感触 26日まで高崎
- 掲載日
- 2009/01/23
会場に華を添える友禅染の着物や帯
県産の絹製品を集めた第八回「群馬の絹」展が二十二日、高崎市金古町の県立日本絹の里で始まった。素材にこだわり、高度な染織技術を施した着物や洋服、小物が並んでいる。二十六日まで。
「群馬の絹」活性化研究会の主催で、県内十九の企業や個人が出展。伝統的な桐生織や座繰り糸を使ったマフラー、薄緑色にきらめく天蚕の織物などが展示販売されている。無料の着付け体験や上州座繰りの実演、草木染め教室なども楽しめる。
かれんな花々が散りばめられた友禅染は、安中市の染色工芸家、永井與子さんが製作。着物を着付けてもらった女性たちがうっとりとした表情で見入っていた。