草木染で春の彩り 手作りスカーフなど20点 15日まで桐生
- 掲載日
- 2009/02/07
会場では染色に使った葉や草も見ることができる
桐生市永楽町の桐生織物記念館で十五日まで、企画展「草木いろの香り」が開かれており、手染めのショールやスカーフ二十点の優しい色合いを楽しむことができる。
展示品は同市広沢町の毒武織物(毒島信八社長)が出品。染色材料のクリのいがや茶葉、キンモクセイの葉、ヨモギ、タマネギのほとんどを市内の野山などで集め、桐生織の白生地を染めた。自然の風合いを生かしたピンク、黄、オレンジが会場を彩っている。
毒島さんは「春を先取りした色を選んだ。化学染料では出ない色目を見てほしい」と話していた。