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繭で“丑”できた 地元の養蚕農家 園児23人に指導 富岡

ウシの繭クラフトに取り組む園児
ウシの繭クラフトに取り組む園児

富岡市の一ノ宮ピッコロ保育園(浦野みち子園長)で、年長組の園児二十三人が地元産の繭を使い、今年のえと「丑(うし)」の繭クラフトを楽しんだ。

地元の養蚕農家らでつくる「甘楽富岡蚕桑研究会」の高橋みち子さんら五人が指導を担当。園児は繭をはさみで切って角や耳を作り、別のまゆに張り付けてウシの頭を作った。

作品を完成させた日暮紗良ちゃん(6)は「かわいい顔のウシができた。楽しかった」とにっこり。ほかの園児も自信作を片手に、うれしそうだった。

同園は毎年、同研究会のメンバーを招き、えとの繭クラフトを行っている。この日は保護者も参加し、園児が卒園式で胸に付ける繭のコサージュを作った。

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