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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

繭、生糸本県出展は6月 横浜開港150周年絹の道交流事業

横浜開港百五十周年を記念し、五月に横浜市の赤レンガ倉庫などで始まるイベント「絹の道交流連携事業」で、出展する県と市町村への説明会が十八日、県庁で開かれ、事業の具体的な内容が明らかになった。

横浜港から生糸を輸出した歴史にちなみ、産地や交易路だった六都県の自治体が連携して行う。「横浜につながる絹の道展」と題した常設展のほか、各県・都市が持ち回りで開く特別展があり、本県の出展は六月八日から同十四日まで。

本県は世界遺産暫定リスト入りしている富岡製糸場と絹産業遺産群のPRパネルや県産の繭、生糸、織物などを展示。十市町村による物産販売、桐生八木節や上州座繰り実演などを予定している。

説明会では、横浜開港150周年協会の担当者が常設展の概要などを明らかにした。富岡製糸場の前所有者、片倉工業が一九五二年に制作した映像を流す予定で、担当者は「当時では珍しいカラーフィルム。工場の様子や養蚕農家の暮らし、食生活がよく分かる」と話した。

富岡製糸場(富岡市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市) 高山社跡(藤岡市) 荒船風穴(下仁田町)