世界遺産登録の推進活動知って 富岡で野蚕学会 公開シンポに100人
- 掲載日
- 2009/06/22
日本野蚕学会の特別企画として開かれたシンポジウム
富岡市の旧官営富岡製糸場を会場に開かれた日本野蚕学会15回大会の特別企画として、公開シンポジウム「富岡製糸場を世界遺産へ 世界遺産をみんなで考える」が21日行われ、市民ら約100人が耳を傾けた。
シンポジウムは同製糸場の世界遺産登録推進と学会の活動の周知が狙い。会場となった東繭倉庫では、富岡市の岩井賢太郎市長や同学会の赤井弘会長ら5人が講演した。
講演後には5人がパネリストとなり、観客との意見交換会も実施。「若者にシルクの良さを広めるためにはどうすればいいか」といった質問に、それぞれの立場から答えた。
シンポジウムの最後には、会場に駆け付けた小渕優子少子化担当相も講演した。「世界遺産登録には地元の盛り上がりも大事」などと参加者に語った。