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シルクカントリー双書3、4巻発刊記念 「絹の先人」で講演、シンポ 「横浜開港と上州」考える 19日に前橋

シルクカントリー双書第3巻「絹先人考」
シルクカントリー双書第3巻「絹先人考」

シルクカントリー双書第3巻「絹先人考」、第4巻「絹遺産紀行」(7月発刊予定)の発刊を記念し、上毛新聞社は19日午後0時45分から、前橋市大手町の臨江閣で「横浜開港と上州・絹の先人たち」を開く。横浜開港150周年にちなみ、生糸貿易などで活躍した上州人に注目。講演とシンポジウムのほか、楽曲演奏や作品展示を通して絹文化に触れてもらう。

同双書は全10巻。上毛新聞紙上に掲載された連載記事をもとにし、第3巻は絹産業に関する歴史上の人物を、第4巻は建築物や史跡を紹介する。

イベントの第1部は、横浜開港資料館主任調査研究員の西川武臣さんが基調講演。幕末・明治に生糸貿易で財を築いた中居屋重兵衛(嬬恋村出身)、吉田幸兵衛(みどり市出身)らを研究する西川さんは、「横浜で活躍した上州の生糸商」と題して功績を語る。

続く第2部は、シンポジウム「糸のまち前橋と横浜―絹の先人たちが残したもの」。西川さんと共愛学園前橋国際大名誉教授の石原征明さん、染色美術家の今井ひさ子さん、県立歴史博物館主幹の手島仁さんがそれぞれの立場から絹にまつわる今昔を語る。コーディネーターは藤井浩・上毛新聞社論説副委員長が務める。

1部と2部の間には、伊東福雄さん(ギター)と吉田邦子さん(マンドリン)が萩原朔太郎作の楽曲などを演奏。染色作品の展示や上州座繰りの実演、世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」のパネル展示も行われる。

入場無料。定員100人。はがきまたは電話、ファクス、電子メールで参加希望者の住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒371―8666 上毛新聞社事業局出版部「シルクカントリー双書イベント」係(電話027・254・9966 ファクス027・254・9906 電子メールbook@raijin.com)へ申し込む。締め切りは15日。

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