多彩な絹の遺産紹介 シルクカントリー双書第4巻発刊
- 掲載日
- 2009/08/04
発刊された「絹遺産紀行」
上毛新聞社は、本県のシルクにまつわる歴史や文化を記録するシルクカントリー双書の第4巻「絹遺産紀行」を発刊した。2007年に世界遺産暫定リスト入りした県内10カ所と、各地に現存する多彩な絹の遺産を巡っている。
同紀行は07年3月から08年12月にかけ、上毛新聞COM面に連載された。14市町村の21カ所に足を運び、れんが倉庫や養蚕農家の家屋、風穴などにかかわる人々の思いや歴史に迫った。
西毛、北毛、中東毛の3地域に分けて構成。日本の近代化の基礎を築いた旧官営富岡製糸場、幕末から昭和期の養蚕家屋が立ち並ぶ六合村の赤岩地区養蚕農家群、桐生市本町一、二丁目の町並みといった多様な遺産とその物語を伝えている。
先人の知恵に触れながら、観光に訪れる際のガイドブックとしても活用できる。四六判、202ページで1260円。県内各書店で販売している。問い合わせは上毛新聞社事業局出版部(電話027・254・9966)へ。