国産絹の品質PR 16業者が展示、販売も 希少な製品紹介 あすまで富岡
- 掲載日
- 2009/11/02
純国産の絹製品が並ぶ展示会場
国産の繭を繰糸した生糸を使い、国内で製造した絹製品を集めた「純国産絹製品展」が3日まで、富岡市の旧官営富岡製糸場で開かれている。県内5業者を含む16業者が出展。県産繭などを素材とした純国産品の品質をアピールしている。
県内4業者は即売をしている。蚕糸・絹業提携グループの富岡シルクブランド協議会(富岡市)がストール、スカーフなどを販売。碓氷製糸農協(安中市)、ミラノリブ(桐生市)、門倉メリヤス(前橋市)の各業者も製品販売を行っている。
残る12業者は製品展示。このうち日本蚕糸絹業開発協組(高崎市)は、「世紀二一」「ぐんま200」といった県オリジナル蚕品種を素材とした胴裏絹などを展示している。
製品展は日本絹業協会(東京)が主催した。国産繭から国内で製織、染色、加工、縫製まで行う希少性の高い製品を紹介。併せて川上の蚕糸業と川下の絹業のグループ化を国が支援する新たな枠組み「蚕糸・絹業提携システム」に対する理解を促進する狙い。