世界遺産へ学習会 講演や討論会 栃窪風穴の見学も 中之条
- 掲載日
- 2009/11/17
世界遺産登録について活発に話し合われたパネルディスカッション
県ユネスコ連絡協議会と中之条ユネスコ協会主催の「ユネスコ世界遺産学習会」が15日、中之条町のツインプラザで開かれ、町民や県内のユネスコ関係者ら約50人が同町にある栃窪風穴など県内の世界遺産候補地について学んだ。
学習会は、同協議会が3年前から県内各地の絹産業遺産の所在地で開催。「富岡製糸場と絹産業遺産群」について理解を深めてもらい、世界遺産登録運動を盛り上げていくことなどがねらい。
学習会では、県世界遺産推進課の小野瀬和男さんが「ユネスコ世界遺産登録を目指して」と題し、県の取り組みや推進運動の現状などについて講演。小野瀬さんは「世界遺産登録がゴールではなく、その後どのように遺産を保存活用するかが大切」などと話した。
パネルディスカッションも行われ、「登録には住民の協力が不可欠」「遺産を守ることで地域活性化につなげるべきだ」など、世界遺産登録運動について活発に話し合われた。
また、出席者たちは学習会の前に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の一つ、栃窪風穴を見学した。