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蚕糸業の存続と振興で県に提言 検討会が報告書

茂原副知事に報告書を手渡す村上座長(右)
茂原副知事に報告書を手渡す村上座長(右)

本県の養蚕・製糸の存続と振興について考える「県蚕糸業のあり方検討会」の村上毅座長(県蚕糸振興協会理事長)は19日、県庁を訪れ、茂原璋男副知事に検討会の報告書を提出した。

報告書は群馬の繭・生糸ブランドの確立や、蚕の飼育や機織りが体験できる「養蚕の里」の整備などを提言している。村上座長は「さまざまなことをまとめた。新しい絹の芽が生まれると思う」と強調。茂原副知事は「群馬に蚕糸業を残すのは意義がある。絹文化として残していきたい」と述べた。

検討会は今年4月に発足し、蚕糸業関係者ら12人が協議を重ねてきた。

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