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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

「買場紗綾市」のミニ講座に20人 「桐生も世界遺産に」 近藤さん篠原さん 登録運動の現状など語る

世界遺産登録などについて理解を深めたミニ講座
世界遺産登録などについて理解を深めたミニ講座

第1回買場紗綾市(かいばさやいち)世界遺産ミニ講座が5日、桐生市本町1・2丁目地域の買場ふれあい館で開かれた。市民ら約20人が「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録へ向けた取り組みや同地域の町並み保存の意味などについて理解を深めた。

同市実行委員会が、同地域の古い町並みを同遺産群の構成遺産に加える機運を盛り上げようと同市の開催に合わせて開いた。今後も同市のある日に開き、同遺産群の関係者らを講師に招く予定だ。

この日は、同製糸場世界遺産伝道師協会長の近藤功さんが登録運動の現状と課題について講演。同遺産群が世界遺産暫定リストに記載され、現在はユネスコの世界遺産委員会に提出する推薦書作成が行われていることを紹介した。

その上で、織物の町・桐生が同遺産群の中に入っていないことを指摘。「桐生の織物にぜひ、入ってほしい。推薦書を作りだしたところなので、世界遺産に手を挙げながら、重要伝統的建造物群保存地区選定に取り組んだらどうか」との考えを披露した。

また、同遺産群の構成遺産の一つ、六合村の赤岩重伝建群保存活性化委員会長の篠原辰夫さんも、重伝建選定への取り組みなどを説明。「桐生も世界遺産の構成員に」と呼び掛けた。

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