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桑の葉入りパンを開発 におい、苦味抑え緑色生かす 県と山崎製パン

桑の葉粉末を使ったパン場
桑の葉粉末を使ったパン

県と山崎製パンは16日、桑の葉粉末を仕込んだ蒸しパンやデニッシュを開発したと発表した。来月から群馬、栃木、茨城、埼玉4県のスーパーやコンビニエンスストアなどで販売する。

蒸しパン(100円)とデニッシュ(120円)は桑の色素を生かした緑色で、独特のにおいや苦味は抑えた。外装には県のキャラクター「二代目ぐんまちゃん」をあしらった。

食パンに桑茶クリームとつぶあんを挟んだ「ランチパック」も発売予定。山崎製パン古河工場の大滝雅裕営業統轄次長は「桑茶ケーキなどの商品化も考えており、一年を通じて店頭に並べたい」と話している。

来年元日のニューイヤー駅伝に合わせ、午前9時半と同11時の2回、県庁県民ホールで300個ずつ新商品を配布。桑茶の試飲サービスも行う。

養蚕の衰退に伴い、県内の桑園850ヘクタールの5割以上が未利用。県は桑園の活用と地産地消を目的に県内の桑茶製造業者とも連携、開発を進めてきた。

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