世界遺産登録の推進に１億９５０万 新年度県予算案
- 掲載日
- 2010/02/07
本県の世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の本登録に向けて県は、推薦書作成費や構成資産を抱える市町村への補助費などとして１億９５０万円を新年度当初予算案に計上した。
国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産委員会に提出する推薦書は本年度に続いて作成が進められ、国内外の専門家の意見を取り入れながら新年度中の完成を目指す。
市町村への補助は、旧官営富岡製糸場西繭倉庫（富岡市）の耐震診断や、赤岩地区養蚕農家群（六合村）修理のほか、資産周辺の歴史的、文化的景観を保護するための「緩衝地帯」（バッファゾーン）設定支援などが盛り込まれた。
