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「まゆダーマン」出動だ 藤岡の養蚕文化と歴史PR 「絵巻の会」新キャラクター作製 28日のシンポで初披露

藤岡市をPRする新キャラクター「まゆダーマン」
藤岡市をPRする新キャラクター「まゆダーマン」

藤岡市の養蚕の歴史と文化を伝えるために「まゆダーマン」出動せよ―。同市の地域活性化グループ「上州ふじおか絵巻の会」(富岡智子会長)が、市をPRする新キャラクターを作った。28日に同会が同市のみかぼみらい館で開く、「第1回『まゆの国』シンポジウム」でお披露目する。

蚕の顔をかたどったヘルメットを被り、体は蚕の白色で、手足はクワの葉をイメージした緑色。ダンスなどのアクションもこなせるよう、動きやすいデザインになっている。

「過去と未来を自由に行き来して、市民に藤岡の歴史を伝える」のが使命。今後、市内外のイベントなどに積極的に参加する。

同会は、市内の有志によって2007年に結成され、歴史をテーマにしたイベントなどを通じた地域活性化に取り組んでいる。「若い世代に郷土の歴史に興味を持ってもらうために、藤岡の発展の基となった養蚕をテーマにしたキャラクターづくりを思い付いた」と富岡会長。

1年ほど前から、会の中でアイデアを出し合って議論を重ね、会員の専門学校生が親しみやすくかわいらしいデザインにまとめた。着ぐるみは九州の専門業者に製作を依頼した。

富岡会長は「『ゆるキャラ』として人気が定着したら、キャラクターグッズなども作っていきたい」と夢を語る。

まゆダーマンは、要請があれば、市外で開かれる絹文化遺産の関連イベントなどにも出動する。

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