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広瀬川照らすの楽しみ 前橋城南小5年生87人 シルクランプに絵付け 来月からライトアップ

シルクの布に色付けをする子供たち
シルクの布に色付けをする子供たち

前橋市の広瀬川のライトアップに使うシルクランプの絵付け体験教室が22日、市内の城南小(渡辺俊校長)で行われた。「丸、三角、四角」をテーマに、5年生87人が思い思いの柄で県産シルクの布を彩った。出来上がった作品はランプ本体に付けられ、3月28日~5月9日まで広瀬川で点灯される。

教室は図工の授業の一環。ライトアップ事業を手掛けている市民団体「光の街まえばしプロジェクト」のメンバーや育英短大生ら11人が制作に協力した。

プロジェクトメンバーで、デザイナーの寺沢徹さんが「光を通すように絵の具は薄めに塗って」などとアドバイス。子供たちはあらかじめ柄を描いておいた縦15センチ、横45センチほどの布に、アクリル絵の具で色付けしていった。

山の自然の光を表現したという後藤香奈さんは「絵の具が染みる布に塗るのが難しかった。広瀬川に飾られたら見に行きたい」と笑顔で話していた。

作品は27日~3月7日まで同市の市民活動支援センターに展示された後、上州座繰り機の糸巻きを模した本体に巻いて広瀬川で点灯される。

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