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伊勢崎銘仙」次代に 市内の女性有志 魅力PRへ「会」発足 14日、フェスで初仕事

「いせさき銘仙の会」発足を報告する会員たち
「いせさき銘仙の会」発足を報告する会員たち

伊勢崎銘仙をPRしていこうと、伊勢崎市内の女性有志が3日、「いせさき銘仙の会」(杉原みち子世話人、20人)を結成した。銘仙を着飾った会員16人が市役所を訪れ、五十嵐清隆市長に会の発足を報告した。今後、さまざまなイベントへの参加を通して、銘仙の伝統文化を次世代に引き継いでいく。

同会は今年1月、東京・銀座の県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家ち」で開かれた伊勢崎銘仙づくし展(市観光協会主催)にボランティアで協力した女性たちを中心に誕生。着付けなどを学びながら、銘仙の魅力をアピールする。

市役所では、世話人の杉原さんが「地域の文化であり、財産である伊勢崎銘仙の魅力と伝統を次世代につないでいきたい」とあいさつ。会員一人一人が「着物を大切にしていた母の形見」「反物を見て気に入り、作ってもらった」などと身に着けている銘仙を説明した。

活動の第1弾として、14日午前10時から同市の絣かすりの郷さとで開かれる伊勢崎銘仙フェスティバル(フィールドミュージアム「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員会、県、市など主催)のイベント「思い出の伊勢崎銘仙&ファッションショー」に参加して銘仙姿を披露する。
杉原さんは「気軽に楽しみながらも、銘仙の伝統を次の世代に伝えていくという思想を持って活動していきたい」と話しており、不要になった銘仙を譲ってくれる人を探している。問い合わせは、杉原さん(電話0270・26・0615)へ。

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