製糸場や高山社など 4資産の模型完成 県庁で展示開始
- 掲載日
- 2010/03/27
リアルに再現された構成資産模型=県庁
本県の世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産について理解を深めてもらおうと、県が制作していた4資産の模型が完成し、26日から県庁31階で展示が始まった=写真。5月16日まで。
制作した模型は富岡製糸場(富岡市)、荒船風穴(下仁田町)、高山社跡(藤岡市)、赤岩地区養蚕農家群(六合村)の4点。富岡製糸場は1875(明治8)年ごろの官営時代の姿を想定し、現存していない工女寄宿舎や病室などを復元した。
赤岩地区養蚕農家群は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された63ヘクタールと広範囲で、模型は家屋や周囲の景観まで忠実に再現。展示終了後、模型は世界遺産登録に向けた普及活動で活用される。