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「富岡製糸場と絹産業遺産群」Web

蚕や絹の民話語り継ぐ みなかみ 猿ケ京温泉 6団体が繭かき歌など披露

桑の葉を摘む作業を再現しながら「桑つみ歌」を歌う川場村繭かき歌保存会のメンバー
桑の葉を摘む作業を再現しながら「桑つみ歌」を歌う川場村繭かき歌保存会のメンバー

蚕や絹にまつわる民話や歌を紹介する公演「絹の虫・かいこ話」(NPO法人にいはるこども文化塾主催)が28日、みなかみ町猿ケ京温泉の多目的ホール「でんでこ座三国館」で開かれた。

公演は、蚕や絹に関する民話や昔話を語り継ぎ、旧官営富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録運動を支援しようと初めて開催。

同町から新治小の児童や民話語りグループの「語り座てまり」、「猿ケ京太太神楽保存会」の3団体が参加したのをはじめ、富岡製糸場世界遺産伝道師協会や片品村の「民話を語ろう会」、川場村の「繭かき歌保存会」も出演した。

出演者はステージ上で、蚕が登場する民話や、片品村で養蚕を指導した永井紺周郎・いと夫妻を取り上げた紙芝居を披露。繭をかいたり桑の葉を摘むときに歌われていたという「繭かき歌」「桑つみ歌」も会場に響いた。来場者は民話や歌に聴き入りながら、養蚕が盛んだったころに思いをはせていた。

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