富岡製糸場に案内施設完成
- 掲載日
- 2010/04/01
東繭倉庫ガイダンス施設が開場し見学する関係者=富岡製糸場
旧官営富岡製糸場の東繭倉庫(1872年建設)の一角に31日、ガイダンス施設が完成し、オープニングセレモニーが開かれた。木骨れんが造りの屋内354平方メートルで製糸場の歴史や絹産業の変遷、世界遺産登録運動をパネルなどを使って紹介している。
これまでは解説員がガイダンスを担当し、文字や写真を使った施設はなかった。
ガイダンス施設は操業時の姿を生かし、30センチ角の柱、はさみ梁(はり)、しっくいの壁などが間近に見られる。シルクをイメージした照明「絹灯路(きぬとうろ)」が10個並び、柔らかな明かりに包まれている。