桜咲く製糸場 着物も“競演” きょうまで富岡
- 掲載日
- 2010/04/04
ブリュナ館の前で行われた着物ファッションショー
世界遺産登録を目指す旧官営富岡製糸場で3日、観桜会が始まった。通常は未公開のブリュナ館南側広場を開放。同館前に設けられたステージで一般参加による着物ファッションショーも行われた。4日まで。
ショーの参加者は36人で、50代を中心に市内だけでなく、高崎や渋川、東京からも集まった。
「たんすに眠っている着物を着たい」「母親からもらった着物を初めて着てみた」などと着物への思いを参加者がそれぞれ記してステージに立った。なかには数十年前の成人式の晴れ着を披露した人もいた。絹産業の近代化をけん引した同製糸場内で、少し照れた表情も見せながら、舞台の主役を演じていた。
観桜会は野だてや俳句の投句、演劇など多くのイベントを実施。シルク製品や特産物、食べ物の販売も行う。