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天蚕紹介へ知識深める 観光ガイドボランティア 21人、工房訪れ研修 中之条

登坂代表(中央)の説明を聞きながら天蚕製品を見るガイド
登坂代表(中央)の説明を聞きながら天蚕製品を見るガイド

来年の大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」や7~9月のプレDCに向け、中之条観光ガイドボランティアセンター(湯浅昌雄代表)は15日、中之条町山田の天蚕工房「登坂工房」(登坂昭夫代表)など同町内の観光名所を巡るガイド研修を行った。

野生の蚕である天蚕は、その希少さと糸の光沢から宝石に例えられ、「繊維の宝石」とも呼ばれて重宝されている。ボランティアセンターでは旧官営富岡製糸場(富岡市)など絹産業にまつわる建物の世界遺産登録運動が高まる中、DCやプレDCの期間中に、貴重な天蚕製品が見られる工房を中心としたガイドツアーを計画。ガイドの知識や技術向上のため、研修を行った。

研修には、21人のガイドが参加。工房では、登坂代表から天蚕の育て方について話を聞き、着物や化粧品、ブローチなどの天蚕製品が展示されている資料館や、実際に緑色の繭から糸を紡ぐ様子などを見学した。

同センターは、2003年6月に地元住民らが組織。JR中之条駅を拠点に、同町を訪れた観光客らに町の観光案内を無償で行っている。

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