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社会人基礎力育成グランプリ予選 兼本ゼミ(前橋国際大)関東準優秀 仮想企業の活動を発表 シルク、桑で商品開発

準優秀賞を受賞した兼本ゼミのメンバー
準優秀賞を受賞した兼本ゼミのメンバー

全国の大学生を対象に、社会で必要とされる力の育成や成長を競う「社会人基礎力育成グランプリ」(経済産業省主催)の関東地区予選大会で、前橋国際大(前橋市小屋原町)の情報・経営コースの兼本雅章ゼミが準優秀賞に選ばれた。

グランプリは学生生活の中で、職場や地域社会で必要となる基礎的な力をどのように学び、成長につなげているかを競う。本年度は全国100大学が6地区の予選に参加、先月末に都内で行われた関東地区予選は29大学が出場した。

兼本ゼミは2年連続2度目の参加。昨年に続き学生が運営する仮想企業「繭美蚕(まゆみ)さん」の活動について、運営に携わる4人の学生が発表した。

4人は本年度、携帯情報端末のシルク製ケースやこんにゃくと桑を使ったオリジナルのタルトの企画製作、販売を企業と共同で手掛けたことを紹介。成功体験だけではなく、購入注文に素早く対応できなかったことや、商品を完成させただけで満足してしまったといった反省点も取り上げ、「企業とは利益を出さなければいけない」といった結論にたどり着くまでを発表した。

仮想企業の社長を務める3年の綿貫雄太さん(20)は「まさか賞をもらえるとは思ってなかった。悩みながらも、活動に取り組んできた部分が評価されたと思う。今後も活動を続け、企画を立ち上げていきたい」と話していた。

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