解散時の議事録公開 江戸期の名主文書も 組合製糸「金洞組」
- 掲載日
- 2011/01/16
公開する株主総会の議事録 さん
下仁田町上小坂の郷土史の掘り起こしに取り組む「平成金洞組」（斎藤一夫代表）の新規収集資料公開が16日から23日まで、同所の斎藤利義さん（85）方で行われる。地元の組合製糸が解散した際の総会議事録など、当時の様子を物語る資料を展示する。
平成金洞組は上小坂地区の養蚕農家が中心となって明治期に立ち上げた組合製糸「金洞組」の役員の子孫らでつくる住民団体。収集資料の展示は一昨年に続いて２度目。
今回は組合員の増加に伴い、分裂が決まった金洞組が１９１０年に開いた株主総会の議事録の現物を展示。旧上小坂村の名主が１７３２年に当時の出来事を記した文書や、地元の民家に保管されている江戸期の剣術流派「新陰流」の目録の写真なども並ぶ。
それぞれの資料には解説文が付く。平成金洞組の飯嶋常男・会長代行は「上小坂の歴史に興味を持ってもらえればうれしい」と話している。
問い合わせは飯嶋さん（電話０２７４・８２・５７２４）か斎藤利義さん方（電話０２７４・８２・３９５９）へ。
