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絹地に紅鮮やか 高崎

絹地に紅鮮やか 高崎
絹地に紅鮮やか 高崎

薄手の絹織物を染める技法「紅板締め」が29日、高崎市相生町の「たかさき紅の会」代表の吉村晴子さん宅で行われ、授業の一環で訪れた県立女子大の学生8人が工程を学んだ。

紅板締めは着物の裏地などに使われ、同じ模様を対称に彫った2枚の板に白生地を挟んで染める。江戸末期から吉村家に伝わる技法で一時途絶えたが、同会が2004年に復元した。

この日は7メートルと12メートルの生地に、「麻の葉」「飛び鶴」といった伝統的な柄を染色。学生たちは慣れない作業に戸惑いながらも楽しみ、赤く染まった絹の美しさに感激していた。

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